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エストニア

エストニアはIT先進国で、起業が盛んな国であり、外国の投資家が積極的に支援しています。 労働環境や治安が良くて、政治的に安定感があり男女差別もありません。 歴史的にロシアと対立していて、対抗策をとっています。

エストニア人は真面目できちんとした人が多くて、勤勉で街並みはすっきり整っています。 西洋や米国と同盟を結んでいて協力関係にあります。

エストニアにはまだ残留のロシア人が住んでいて、エストニア人とは 距離をとっているところがあります。エストニア人の食事は魚料理や煮込み料理が多いです。 お酒が好きな人も多くいます。スポーツはサッカーが盛んです。

エストニア共和国は、北ヨーロッパの共和制国家。首都はタリンである。バルト三国では最も北に位置し、南は同じバルト三国であるラトビアと、 東はロシア連邦と国境を接する。北はフィンランド湾を挟んでフィンランドと、西はバルト海を挟んでスウェーデンと向き合う。

ソ連崩壊で独立を回復し、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)に加盟して親欧米政策をとっている。経済協力開発機構 (OECD)にも加盟している。通貨はユーロ。人口は132万人。

面積は九州本島の1.23倍。地形は平坦で、最高標高は318メートル。国連の分類では北ヨーロッパの国である。 中世ハンザ都市として栄えた港湾都市でもある首都のタリンは、フィンランドの首都ヘルシンキ、ロシアのサンクトペテルブルクと同じく、 フィンランド湾に面する主要都市の一つである。特に85キロメートル北に位置する対岸のヘルシンキとの往来が活発である。

Skype(スカイプ)を産んだ国であり、外国のIT企業の進出も多く、ソフトウェア開発が盛んである。早期のIT教育や国際学力調査で 欧州の上位国としても知られる。

エストニアはITを行政に活用する「電子政府」を構築しており、結婚・離婚を除く行政手続きの99%をインターネット上で完結させることができる。 政府が発行する個人IDカードは15歳以上のエストニア国民のほとんどが持っており、行政サービスのほとんどが個人端末から済ませることが可能である。

また、このIDカードは運転免許証や、ショッピングの際のポイントカードとしても機能している。 役所などでは人員や紙などのコストを4分の1、窓口の人員は10分の1ほどに減らすことが可能になった。

エストニアの省庁や企業、個人は「X-Road」という基盤情報システムで個人情報を登録・利用している。 個人情報の所有権は各個人にあると定めており、自分の情報へのアクセス履歴を閲覧できる。

国外の外国人にもインターネット経由で行政サービスを提供する「電子居住権」(E-Residency) 制度に5万人以上が登録している。 この制度は投資を呼び込むとともに、エストニアに好意的な人を世界で増やし、ロシアに対する抑止力を高める狙いもある。

1994年8月31日にロシア軍が完全撤退したあと、西欧諸国との経済的、政治的な結びつきを強固にしていった。2004年3月29日、 北大西洋条約機構 (NATO) に加盟した。さらに、同年5月1日には欧州連合 (EU) に加盟している。ロシア連邦との間に国境問題が存在する。

2007年4月27日、タリン解放者の記念碑(英語版)撤去事件を機に「青銅の夜」と呼ばれるロシア系住民による暴動がタリンで起こり、 ロシアとの関係が悪化した。同時にロシアから、世界初の大規模なサイバー攻撃が行われ、国全体で通常時の数百倍のトラフィックが発生し、 エストニアのネット機能が麻痺した。

これを機に2008年、NATOのサイバーテロ防衛機関であるNATOサイバー防衛協力センターが首都のタリンに創設された。エストニアの電子政府は、 改竄などがされにくいブロックチェーン技術を採用している。

さらに、将来の大規模サイバー攻撃や国土への武力侵攻に備えて、2018年、 国民の情報のバックアップを保管する「データ大使館」をNATO加盟国であるルクセンブルクに設置した。

2014年2月18日、エストニアとロシアの領有権問題について両国外相は、ソ連時代の国境線を追認する 形での国境画定条約に署名した。これに従ってエストニア議会は国境条約批准プロセスを進めたが、その後はロシア側がエストニアの 「反露感情」について抗議を繰り返し、2019年に至っても批准プロセスは停滞したままとなっている。

政治

政体は共和制。議会は一院制で、任期は4年である。大統領は議会によって選ばれ、任期は5年である。2007年2月26日から28日に 世界で初めて議会選挙に関してインターネットを利用した電子投票を行った。

電子化が進んでおり、議会への出席時にノートパソコン等の電子端末持ち込みが自由であり、かつ、インターネットでの議会出席も許可されているため、 議論への参加や投票のとき以外は、議員が議会へ直接実際に出向く必要もない。

軍事

陸海空の三軍のほか、郷土防衛部隊としてのKaitseliitを有する。NATOに加盟して欧米諸国と同盟関係にあり、サイバー防衛 のほかNATO各国空軍による領空警備を提供されている。国際貢献としてアフガニスタン国際治安支援部隊 (ISAF) やイラク駐留軍 にも人員を派遣した。また徴兵制度により18 - 28歳の男性は8 - 11か月の兵役を務める。

エストニア軍は第一次世界大戦後の独立に際して創設されたが、ナチス・ドイツによる占領時は反共義勇兵の募兵、 第二次世界大戦以降はソ連への併合に伴う赤軍の駐留が行われていた。現在のエストニア軍は1991年の再独立に伴って再創設された。

経済

国際通貨基金(IMF)の統計によると、2018年のエストニアのGDPは303億ドルである。1人あたりのGDPは2万2,990ドルで 、EU平均の3万6,735ドルの約62.6%ほどではあるが、バルト三国の中では最も高い。

エストニアの経済状況はバルト三国中で最も良好である。フィンランドから高速船で1時間半という立地と、世界遺産に登録されたタリン歴史地区を背景に、近年は観光産業が発達している 1年間の観光客数は500万人を超えるともいわれる。

そのほかにもIT産業が堅調で、最近ではeストニアと呼ばれている。ヨーロッパのIT市場において オフショア開発の拠点となっており、IT技術者が多い。

ヨーロッパではハンガリーに次いでハッカー(良い意味)が多いとも言われる。そして、2018年には同盟国・ルクセンブルクにデータ大使館を開設。 領土外に専用サーバーを保有、バックアップをとっておくことで、国が扱うあらゆるデータ、情報システムの破壊や紛失、 盗難に備えることを目的としている。

また、アメリカ合衆国の大手シンクタンク・ヘリテージ財団による経済自由度指標では、世界第15位にランク付けされており、政府による経済統制 はほとんどないとされる。

すなわち、エストニアの経済構造は、近隣の北欧諸国のような市場調整型ではなく、アングロ・サクソン諸国のような市場放任寄りである。 このような構造で好調な経済成長を遂げている小国の例に、アイルランドがある。

通貨は、2010年までクローンを用いていたが、1度の延期を経て2011年1月1日にユーロへの移行が完了した。1999年のユーロ導入以来17か国目で、 旧ソ連圏から初めてユーロ圏の一員となった。2010年には、イスラエル、スロベニアとともにOECD加盟国となった。

国民

言語

国語・公用語であるエストニア語は国民の68.54%の母語でありロシア語を母語とする人 は29.60%を占める。隣国の言語であるフィンランド語は同じウラル系言語として近接関係にあることと交流の活発化により理解度が高まっている。 そのほか、ドイツ語、英語、スウェーデン語が比較的よく通じる。

婚姻

婚姻の際は、婚前姓を保持するも、共通の姓として夫婦いずれかの姓に統一することも、配偶者の姓を後置することもできる。

教育

エストニアの教育は、教育省によって管轄されている。就学前教育、義務教育(初等教育・中等教育)、後期中等教育、高等教育の順である。義務教育は 、7歳から15歳までを対象にしており、1年生から9年生までの、計9年間である。授業料がかからない無償教育は、7歳から19歳を対象 にしており、期間は、1年生から12年生までである。

また、専門学校や大学の授業料が免除になる場合もある。児童に健康上の問題 があり、通常の年齢での就学が難しい場合は、保護者の要望によって入学を1年延期することができる。

社会問題

ソ連からの独立後、国内に残った残留ロシア人の問題を抱えている。2010年時点では全人口のうち、エストニア国籍を持つものはわずか84.1%に過ぎず、 全人口の7.03%がロシア連邦国籍、7.26%が無国籍者である。エストニア国籍を持たないものは地方行政区への投票権を持つが、 リーギコグや欧州議会への投票権は持っていない。

ロシア語を母語とする人は、特に首都タリンでは46.7%と半数近く、ロシア国境に位置するナルヴァでは93.85%と大半がロシア語を母語とする住民で 占められているなど、都市部では実質的なロシア語圏の様相を持っていると言えるが、公用語には制定されていない。

看板・広告などでのロシア語表記 は制限されているが、テレビやラジオなどではロシア語系住民のためのロシア語放送がある。

しかしながら、反露感情の強い国民性のうえに若年層のエストニア人の間では独立後にロシア語教育が必須でなくなったことと、2004年のEU加盟により イギリスやアイルランドでの留学、労働経験者が急増したことで英語能力が急速に高まり、英語が話せてもロシア語を話すことができない若者が急増 している。

一方、ソ連時代に教育を受けた40歳前後以上の世代ではロシア語はほぼ理解できるが英語は苦手である場合が多い。さらに、ロシア語系住民は若年層を 除くとエストニア語が苦手であるなど、エストニア人とロシア語系住民の断絶が続いている。

このように、ロシア語系住民との融和が大きな課題として のしかかっている。ソ連から独立を果たした後、国内には残留ロシア人が残っていて、両者は断絶関係である。

治安

エストニアの治安は、同国法務省が発表した2017年の犯罪統計によると同年の犯罪件数が26,929件で、2016年と比較すると全体で2,057件減少しており、 治安状況は改善されて来ている。ただし、薬物犯罪の件数が年々増加している為に引き続き注意が必要とされている。

犯罪の主な内訳は、殺人が45件、傷害が4,710件、婦女暴行が150件。窃盗が7,633件、強盗が201件、薬物犯罪が1,271件となっている。また、Obtshak と呼ばれるエストニア・マフィアとロシアンマフィアによる同盟の存在が問題となっている。

文化

食文化

バルト沿岸諸国としてドイツ料理の影響を強く受けているが、後の支配者であるスウェーデン料理の影響も強く、長くスウェーデンの支配下にあった同じ フィン・ウゴル語派の隣国フィンランドと似通った食文化を共有している。

フィンランド料理との相違点としては、ドイツの影響を受けてビールを使った料理が好まれる点であり、料理の嗜好にとどまらず、フィンランド人に 比べてエストニア人は酒好きと考えられている。他のバルト沿岸諸国との違いは、魚類を好んで料理に使う点であり、 特にイワシは主要な食材の一つである。

煮込む料理が多く、牛乳とジャガイモは欠かせない。 主な穀物はライ麦、大麦、小麦、蕎麦などである。肉類は主に豚肉が好まれ、次いで羊肉が使われる。 ブラッドソーセージは国民食である。

魚類はイワシ、ニシン、ヒラメ、スズキ、ウグイ、タラ、サケ、ウナギ、アナゴ、キンメダイなどが食べられ、 淡水魚ではカマス、ワカサギ、マス、ザリガニなどが食べられる。 野菜はジャガイモが料理の付け合わせとして使われる。キャベツ、ニンジン、エンドウ豆、大豆、カブ、ネギなどがよく使われる。

スポーツ

エストニア国内では様々な種目のスポーツが催されており、特に球技が盛んとなっている。中でもサッカーは圧倒的に1番人気のスポーツとなっており、 その他にもバスケットボールやラグビーなども盛んである。また、オリンピックにおいてはレスリングや陸上競技でメダルを獲得している。

1992年にサッカーリーグのメスタリリーガが創設されており、2019年まではセミプロリーグだったが、2020年よりプロリーグへ変更された。 FCフローラ・タリンが圧倒的な強さをみせており、3連覇を含むリーグ最多13度の優勝に輝いている。

サッカーエストニア代表は、FIFAワールド カップおよびUEFA欧州選手権への出場歴はない。エストニア人で最も成功したサッカー選手としては、アウクスブルクやリヴァプールなどで活躍した ラグナル・クラヴァンが挙げられる。